🍽ドタバタ研修旅行(2)
2019.09.01(日)
カテゴリー:近況
(1)からの続き 2日目午後
サン・セバスチャンは2泊の予定です。
バスターミナルからホテルまでウルメ川沿いを歩いて向かうと、日曜の夕方のとあってか、赤ちゃん連れの若い夫婦からお年寄りまで大勢の人たちが、のんびりと散歩したり会話を楽しんだりしていて、この街の過ごしやすさを感じました。
後から知ったのですが、サン・セバスチャンは雨が多く晴れの日が少ない街なので、天気の良い日は太陽をたっぷり浴びるのだそうです。
ホテルは、旧市街からはウルメ川を挟んで徒歩10分ほどのグロス地区にあるWelcome Grosホテルをとりました。
フロントの人たちが親切で、お部屋もシンプルで清潔だし、とても居心地も良くアクセスも抜群でした。
荷物をおいてさっそくバルが軒を連ねる旧市街に向かって出発。
19時30分を過ぎてもまだ空は明るくいのですが、海辺の街ということもあってか爽やかを通り過ぎて寒くて、薄いパーカーの下にウルトラライトダウンのベストを着込んでちょうどいいくらいでした。
ちなみにこの日は、日中が18度、夜は8度まで下がりました。
さて、旧市街に到着すると、どの店も世界中から集まった旅行者で溢れかえっていて、カウンターに並んだピンチョス料理を取ったり、小皿料理を注文したりするのも一苦労でした。
1軒目は、老舗のGandarias
2軒目は、アサリご飯が食べたくて入ったけれど売り切れてLa Cepa
3軒目は、フラッと入ったBar Martinez
結局、この日は3軒ハシゴしただけでギブアップ!
なんとなく敗北感に浸りながらホテルに戻ると、悔しいので明日の決戦に備えて「サン・セバスチャン攻略法」をり直しすことに。
研究資料として、『美食の街を訪ねて スペイン&フランス バスク旅へ 金栗里香著』という本をお薦めします。
この本は、地図や観光スポットだけでなく、バルででの必要会話、食材やピンチョス料理の写真付き説明もあれば、店ごとのスペシャリテまで書かれている最強ガイドブックです。
この本から気になった店をPick Upし、メモ用紙毎に店名を書きだし、その裏にはスペシャリテやオーダーすべき料理名を書き出しました。
そして、ハシゴする順番に番号を降り、準備OK。完璧なのだ( ◠‿◠ )
明日は、このメモを挑戦状のように突きつけるぞぉ〜!
こうして朝を迎え、リストの1番目のブレチャ市場に。
しかし、入口がわからない…
片言のスペイン語で尋ねると、入口まで連れて行ってくれました。
みんな本当にやさしいぃ〜☺️
せっかくなので、朝から開いているバルで朝ごはんということで、3日目の1軒目は Bar Azkena。
ここがものすごく美味しかった♫
搾りたてのオレンジジュース。ハモン・イベリコ・べリョータをパンにのせてちょっと温めたてからエキストラバージンオイルをちょっとかけたタパス。中がとろりとしたリゾット?が入ったオムレツ。忘れられない味!
店のご主人も大の日本大好きで優しくて、ゴマとケシの実のクロワッサン?をおまけしてくれました。
食後は、海に面した散歩コースをゆっくりと散歩。
そして港から海岸沿い。
途中、柴犬に遭遇。
シェフが声をかけたら、ものすごく吠えられました(笑)
お昼過ぎに、2軒目、バスクのチーズケーキで有名な La Viñaへ。
お店の人に「これと合うワインを」と頼んだらペドロヒメネスが出てきました♫
口が甘くなったので、3軒目のLa Mejillonera ムール貝専門のバルへ。
軽くチャコりと、漁港から直行のムール貝は相性抜群です。
お兄さんは、私がチャコりを注ぐところを撮り逃したことに気づくと、わざわざ注ぎ直してくれました。やさしい( ´∀`)
とってもいい気分になったので、ホテルに戻ってシエスタをすることに。
そしてひと休み後、グロス地区のスーパーマーケットで、お土産と翌朝のサラダとヨーグルトとお水を仕入れておきました。
旅行中は外食が多いので野菜不足と胃もたれ解消のために、これは欠かせません。
ただ、日本と違い割り箸やスプーンなどをただで頂けないので、日本から持参することをお勧めします。
18時ころ、再び散歩を開始し、腹を減らしていざ決戦の場、旧市街へ。
4軒目は、atariへ。ただ時間が早すぎたのか、カウンターに料理がない…。
ここで知り合った日本人のご夫婦と、旅の情報交換をしながらビールを飲んで待ったけれど、15分以上経っても料理が全然出ていない…
やむなく5軒目、Bar Sportへ。
すごくフレンドリーなおじさんが相手をしてくれて、楽しく、美味しい料理が食べることができました。
6軒目は、イワシ料理の店 Bar Txepetxa。
人で溢れていました😅
21時近くなって、どの店も最高潮に達していました。
18時からは、どの店も日本人やアジア系の観光客が目立ち、19時半過ぎくらいになると、お店の料理も勢揃いし、欧米の旅行者もが多かったように感じます。
旧市街で繰り広げられる激戦に疲れたので、ホテルのあるグロ地区に向かい、地元の方たちが集まるバルを探索。
7軒目、Bar Rikardoへ。これが大当たり!
お店もほどよく混んでいて、お料理の美味しさもボリュームも、なにより店員さんたちが優しくてすごくいい。
今夜は大成功!
サンセバスチャンは天国です👼
大満足でお店を出てフラフラ散歩していたら、どうやら道に迷ってしまったらしく…住宅街へ。
あたりも暗くなり不安になってきたところに、ふと目の前に現れた景色がこれ。
江ノ島そっくり。
1時間ほど漂ったあと、無事にホテルに到着。
朝は、昨日買っておいたサラダとヨーグルトを食べていざ出発!
ローカル線で国境の町、Hendaye〔エンダイユ〕(フランス語), Hendaia〔ヘンダヤ〕(バスク語) へ。
地元のおじちゃん、おばちゃんの溜まり場のカフェで出発時間まで時間を潰し、TGVでボルドー経由でペリグーに。
ペリグーからレンタカーを借りて、今回の2つ目の目的地、コンクまでフランスの美しい村巡りのドライブが始まります。
(つづきます)