ドタバタ研修旅行(3)「夫婦だけの旅行・あるあるぅ〜」
2019.10.22(火)
カテゴリー:近況
この度、台風19号により被害にあわれた方々に. 謹んでお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。
さて、のびのびになっていた研修旅行記をUPさせていただきます。
そういえば、先日、TBS「ぴったんこカン・カン」で、大泉洋さんがサンセバスチャンとサンジャンドリュズの街並みやバルを紹介されていて、たった1日滞在した街なのに、懐かしぃ~って思えちゃいました。ホントいい街でした😄
さて、研修旅行4日目、朝7時にフロントに部屋の鍵を残してチェックアウト。
そして、前日に、これまでさしたる功績をあげていなかった「POCKETALK」を駆使して予約したタクシーで、Amara-Donostia駅に向かいしました。
そこから、ローカル線に乗ってフランスとの国境にあるHendye駅まで移動。
降り立ったホームはスペイン、荷物をコロコロ転がして行くとフランス。
日本では経験できない徒歩での国境越えです🇪🇸\(^-^)/🇫🇷
出発までの約1時間、寒さを避けて駅の真ん前のCaféへ入ると、ローカルテレビの釣り番組に夢中な店主が無愛想に迎えてくれました☕️
この店、8時くらいになると仕事前の一杯を飲みに来る常連さんたちに愛されているお店でした。
そして、8時23分発のTGVでBordeaux Saint-Jean駅まで。
ボルドー駅は、今やトイレ管理業務までアウトソーシングで、トイレの入り口にはウンチの形のマスコットやそこで使用使している洗剤まで陳列し、お土産として売っていました💩時代だ…
もはや、でっぷりとトイレの入り口で構えていたPiPiおばんさん(入り口でチップを清掃員のおばあん:PiPiはフランスの幼児語でおしっこの意)の姿は消え😢、おしゃれなユニフォームのお姉さんたちが、機械化された入場ゲートの前でお出迎えしてくれました。
ただし、機械は不具合を起こしていて、利用者は出入りにひと苦労。
こんなところは、なんとなく昔ながらのフランスを感じさせてくれました😅
さて、ここからは再びローカル線に乗り換えるのですが、乗り場が直前に掲示板に表示されます。
5分前になってやっと、Perigeux行きは「Voie0」と表示されたのですが、そんな乗り場が案内図にない!!
慌てて駅員さんなどに聞いて回るけれど、誰も知らない。
乗り遅れる~😰!と焦りながら訊きまくると、やっと知っている人が!!
どうやら「Voie1」の端っこの方に臨時でできる「幻の乗り場」だったようです。
そんな理由で、ボルドーの写真は1枚もなしです😢
何はともあれ、ギリギリセーフで列車に乗れ、無事Perigeux駅へ。
ここからは、レンタカーを借りて、「Les Plus Beaux Villages de France(フランスで最も美しい村)」に選ばれた村々を巡りをする計画です。フランスの風に髪をなびかせながら、ダウンロードした大好きなサザンの曲聴きながら、ドルドーニュ渓谷沿いにあるConques村まで楽しいドライブを!…するはずだったのですが…🥵
駅前のÀ○ISというレンタカーで事前予約した「FIAT500」を借りに向かうと、どうやら用意ができていないらしく無理やり「Peugeot208」にされてしまったのです。
おそらく、これが悪夢の始まり…😭
ただでさえ緊張するのに、普通乗用車サイズ、おまけに左ハンドルの運転経験がほとんどない私は、車幅の感覚がとりずらく数倍も緊張することに。
さらに、20時までにConques村のホテルに着かないと、夕飯抜きになってしまうというタイムリミットや、高速道路でもないのに、周りの車はみな120キロ超えで煽りまくられているような状態、という極限状態の中、約6時間走り続けることになります。
おまけに、今回は隣にシェフが…👿
十数年前のマコンからランスまでの、気ままな単独ドライブをした時とは大違い!
なにせ、シェフは「怖いから」という理由で運転しないくせに、口だけはもの凄く出してくる👊😤 余計な悲鳴もあげる😱
(まぁ…確かに前回は穴に落ちたり、高速を逆走したりしましたし、今回も3度ほど逆走しましたけれど…😁)
「そんなに文句を言うなら、自分が運転してよ!( ̄  ̄)!」と何度言ったことか…
まぁ、夫婦だけの旅行、あるあるですが…🐶
そんなわけで、目的地のConques村までは、予定していた美しい村を観て周ることもなく、ただただ通り過ぎるだけ…。
さらには、出発前にダウンロードしたサザンのアルバムたちも聴くこともなく、ましてやイメージしていた2人で仲良く歌いながら〜♫ なんてこともなく、ただひたすら罵り合い、けなし合い、怒号の声が溢れかえる車内になってしまいました 😈
ですが、あれだけの狂気じみたドライブでしたが、奇跡的に流血もなく、20時過ぎにホテルに無事到着することができました。
もちろん、私はすでに身も心も疲れ切っていましたが…🤢
そんな私を、フロントの若いお兄ちゃんが優しく迎え入れてくれて、難しい車庫入れまでしてくれました。
(シェフにお兄ちゃんの爪の垢でも飲ませたい😡)
オーダーストップギリギリにホテル内のレストランに入り、先着のみなさんに「Bonsoir!」と挨拶をすると、みなさんも笑顔で迎え入れてくれました。
偶然にも、その中のイギリスから来ていた男性は、翌週から東京に出張の予定があったとのこと。
もうちょっと、お話ししたかったぁ~
さて、お料理はどのお皿も地元の食材をふんだんに使っていて、やさしぃ〜お味でした🍴
私の荒んだ心を癒してくれる地場ぶどうのワインと一緒に、美味しくいただきました🍷
優しいフロントのお兄ちゃんが、ギャルソンもこなしてくれて大満足😋
「これから教会のスペクタクルショーがあるよ😀」と教えてくれたので、食事を終えると正面にあるサント・フォワ教会へ行ってみることに。
中では、パイプオルガンと光の演出の素敵な演奏会が開かれていました 😀
その後、1時間くらい夜のConquesを散策して就寝。
こうして悪夢の4日目が終了しました。
次回は、「巡礼の道は受難の道」です。