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ドタバタ研修旅行(4)「巡礼の道は受難の道だった」

2019.11.08(金)

カテゴリー:近況, いい人生だぁ~

 コンク(Conques)で迎えた5日目の朝。

 

もったいないから、がんばんって早起き⏰ 朝6時から村の散策開始です。
聞こえてくるのは、鳥のさえずりと教会の鐘の音だけです🔔🕊

早起きは三文の徳!
ドルドーニュ渓谷から立ち上ってくる朝もやが、中世の以来の街並みを、幻想的に浮かび上がらせていました。

おまけに、道に迷った先に白馬の親子まで現れた🐴
まぼろしぃ〜☝️😵
山羊ちゃんたちも、コンクならではの光景を見せてくれました🐐

ここ、コンクはサンティアゴ・デ・コンポステラ(巡礼の道)の途中にある村のひとつで、巡礼者のための宿場がたくさんあります。
目印は、帆立貝です。

古い石畳の道は、中世からの巡礼の道です。
この日も、たくさんのバックパッカーたちが、次々に大きなリュックを背負って、この巡礼の道を辿る旅に出発していきました。

散歩中、リュックを背負ったシルバーグレイのステキな日本人男性がいらっしゃったので、声をかけてみました。(橋の向こうに小さく後ろ姿が写っています)
その方は、お仕事でスペイン赴任中にスペイン側の巡礼の道を歩ききったので、現在は、時間をつくっては、わざわざ日本から来て、フランス側の巡礼の道を歩くことを続けているそうです。
なんてステキな人生 😀 

巡礼の道の目印も、教えてくださいました。
赤と白の横棒線の目印はフランス側の巡礼の道の目印で、青い貝殻のマークがスペイン側の目印。
そして、赤と白の❌マークは、「⚠️この道はちがうよ」の目印だそうです。
もっと早く出会っていたら、他にもいろんなお話がたくさん聞けたのになぁ…

一旦、ホテルに戻り美味しい朝食を食べた後、宝物館が開くのを待って、4世紀初頭に12歳で殉教した聖フォワの聖遺物の入った「黄金の聖女像」をひと目拝ませていただきに…
この像は、もともとは聖フォワの殉教の地アジャンにあったのですが、「 聖なる盗み(フルタ・サクラ/Furta Sacra)」によって9世紀にコンクへ運ばれたそうです。
奇跡にあやかるためだったのか、教会の宣伝効果を期待してなのかは謎… 🙄 

実物は、現在写真撮影ができないので、気になる方は「コンク 聖遺物」で検索すると画像がたくさん出てきますので、そちらでご覧ください。
(写真は撮影OKの教会で使われていたステンドグラスです)

心の底から2泊しなかったことを後悔しつつ、次の目的地ロカマドゥール(Rocamadour)へ。

こちらは、アルズー渓谷の崖に沿って築かれた巡礼地です。
恐ろしいほどの段数を登る覚悟をしていたのですが、途中までケーブルカーを使えるようになっていました。

ここで受難が襲いかかってきました。
チャーリー名誉総支配人の身代わりマスコット「チャーリーさん」が行方不明に😭

泣く泣く出発したのですが、あきらめきれず車を止めてドアを開けると、なんとっ❗️そこに「チャーリーさん」がいるではないですかっ‼️
これを「ロカマドゥールの奇跡」とさせていただきます👼

さて、感動のあと、次に向かったのは、ラ・ロック・ガジャック(La Rocque Gageac)。
川沿いの崖づたいに開かれた、美しい村です。

ここでは、地元のチーズやハムなどを使ったサンドイッチを買って、川沿いの公園でランチ。

すると、チャーリー名誉総支配人の遠い親戚?らしいワンコさんと、この旅2度目の奇跡の出会いが!
あぁ…一緒に旅をしたかった…

さて、ここからサンテミリオン(Saint-Emilion)まで約2時間ちょっと、再び美しい村々を遠くに眺めながら、ドルドーニュ渓谷に沿って走るのですが、なんども巡礼の道の受難が待ち受けています。

GoogleMapの案内どおりに走っているつもりが、なぜか別の道に迷い込んだり、気づいたらペリグー方面(逆方向)に向かって走っていたり…悪魔の悪戯か??

結局、余裕の行程のはずが、この日もホテルのチェックイン予定時間ギリギリになってしまいました。
とはいいながら、この日は車内は2日目ともあって、比較的穏やかだったような…
(単に、シェフが疲れ切っていたのか、気絶していたのかもしれないが…)

19時頃に、サンテミリオンに無事到着。

…したものの、ホテル予約時に「駐車場を見つけるのは大変だよ」と言われていた通り、村を何周もしてやっとホテルの駐車場を見つけることができました。
慌ててホテルへ🏃‍♂️🏃‍♀️(これが抑揚の受難を招くのです…)

おかげで、食事をする予定だったミシュラン1つ星のレストランは、予約可能時間を過ぎてしまって、お流れに…残念😭

実際のところ、疲れ切ってそんな気分ではなくなっていましたが…😓

ということで、いざ!街を一周しながらレストランを探しに。
ほどなく、老夫婦が美味しそうに食べていたすテーク・フリット(Seak Frits/ビーフステーキとフライドポテトの盛り合わせ)に目と心が奪われ、吸い込まれるようにその店へ🥩🥔
町外れのビストロです🍴
初々しいギャルソンに、その店のサンテミリオン産のおすすめワインを選んでいただきました。

ロカマドゥールで、危うく行方不明になりそうだったチャーリーさんも、ある意味大好きな猫ちゃんとツーショットでご満悦♫

翌朝は、早起きして村を一周。

周りのぶどう畑も見学。
今年は寒さが続き、この2日前も畑に火を焚いていたそうです。

羊くんととクロネコさんも見つけました 😉 

ホテルの朝食も食べて、さぁ、サンテミリオンからリブルンヌ(Libourne)駅まで、点在する銘醸ワイン畑をドライブ散策しよう!と、9時にチェックアウトして、いざ出発🚘

…と思ったら、最後で最強の受難が待ち受けていました😈

エンジンがかからない…😵ウンともスンとも音がしない…😥完全にバッテリーがなくなってる😭

涙を滲ませながら、ホテルのフロントのお兄さんに事情を話したところ、すっごい親切に何度も何度もレンタカー会社のトラブル受付窓口や、修理業者と連絡を取ってくれました😂

て、約3時間後に晴れて再出発することができましたヽ(´▽`)/🇫🇷

オーベルジュ・ドゥ・ラ・コマンドリー(Auberge de la COMMANDERIE )のお兄さん!!本当に、本当にありがと~

感謝を込めて、宣伝を💖
ホテルのホームページはこちら

このホテル、ロケーション抜群、お部屋も清潔でリーズナブルで、朝食も美味しくて、何よりスタッフが最高に親切です👼♫

さて、そんなこんなで銘醸ワイン畑巡りをする気力もなくなって、30分間のバッテリー充電後、一目散にリブルンヌ駅まで行き、呪われたレンタカーから解放されました🤗

さっそく駅前のブラッスリーで、厄払い用のビールとアペリティフを速攻同時発注🍺

リブルンヌ駅からは、再びTGVでポワティエ(Poitier)駅経由で、今回の旅の最終目的地の二オール(Niort)へ!

途中のポワチエ駅では、大学生?の駅ピアノ&フルートに出会えました。
もしかしたら、彼女たちは天使たちだったのかも…

次回は、懐かしの二オール編です。(いつも長々とスミマセン🥵)

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